いつまでも心の中に
こんにちは、にーたろーげ です♪
今年で20年の幕を閉じようとしている、大形ジュニア器楽クラブ。
長年コーチとして携わる中で、さまざまな学びがありました。思い出を挙げたらキリがないので、今日は「音楽」に的を絞ってお伝えしようと思います。
「指揮法の神様」と呼ばれる、汐澤安彦先生から教えて頂いたスーパー名言も登場しますので、吹奏楽やオーケストラがお好きな方にはツボる自信あり ♪
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器楽クラブの編成は?
当クラブは、音楽室にあった楽器をかき集めたオリジナルの編成です (笑)
とは言っても、TBSこども音楽コンクールや県大会に出場するために、バランスのとれた編成でなければなりませんでした。そこで、一番強力だったのが「ピアノ」です。88鍵に助けられて、少人数でもオーケストラの曲が可能になりました。
こども音楽コンクール - TBS RADIO FM90.5 + AM954
土台が決まったら、次は色んな楽器を配置します。アコーディオン、コントラバス、バスマスター、鉄琴、木琴など。「カヴァレリア・ルスティカーナ」の間奏曲をやったときから、電子オルガンも仲間入りしてさらにゴージャスになりました。
演奏するのは、小学校3年生~6年生の子どもたち。まだ楽器が重いですね💦
人数はその年によって色々ですが、30人近いときもあれば4人のときもありました。だいたい平均すると15人編成・・・といったところでしょうか (*^▽^*)
コンクール以外のコンサートでは、保護者さんやコーチも演奏に入ります ♪
楽譜はどうするの?
一番私の頭を悩ませたのは「楽譜」です。
なにせオリジナルの編成なので、市販の楽譜を使っても楽器が余っちゃったりするわけですね。当初、大会曲はプロのアレンジャーさんにお願いしていましたが、部員が減って維持費が保てなくなり、急遽、私が編曲をすることになったのです。
へ、編曲・・・やったことないけど何とかなるべ?
まったくもって、大きな勘違いでした (笑)
汐澤先生のレッスン
夏休みに入ると、毎年、指揮者の汐澤安彦先生に合奏のレッスンを受けるという一大イベントがあり、私がコーチを担当する以前から行われていたようです。
汐澤安彦これまで、新星日本交響楽団など、全国各主要オーケストラを指揮。吹奏楽においては、東京吹奏楽団、シエナ・ウインド・オーケストラ、東京佼成ウインドオーケストラ、東京アカデミック・ウインドオーケストラ(現:ジャパンスーパーバンド)、フィルハーモニア・ウィンド・アンサンブル(現:ニューフィルハーモニア・ウィンド・オーケストラ)、東京音楽大学シンフォニックウインドアンサンブル、その他多くのアマチュア吹奏楽団を指揮し、演奏会、録音など幅広く演奏活動を行っている。
汐澤先生といえば、怖い!目力!汐漬け!(合奏中に捕まると、うまく出来るまで集中個人レッスン)というイメージが強く、小学生を相手にしたら「いったいどんなレッスンになるんだろう??」と、ご興味のある方もいらっしゃるのでは・・・
結論から申しますと、優しい!目力!汐漬け!でした。
中でも一番「古漬け」になったのは、私のつたない編曲です💦 子どもたちがどんなに良い演奏をしても、楽譜がこんにゃくでは水の泡だからです。
汐澤先生は、わずかな時間で音を入れ替えたり、低音を厚くしたり低音を厚くしたり低音を厚k・・・あっという間にオーケストラの響きに生まれ変わりました!
↓↓ TBSこども音楽コンクール CD
汐澤先生に指導して頂いた、子どもたちの「田園」が収録されています ♪
- 千葉県習志野市立谷津小学校
- 栃木県宇都宮市立石井小学校
- 千葉県習志野市立谷津小学校
- 北海道津別町立活汲小学校
- 兵庫県伊丹市立桜台小学校
- 北海道江別市立大麻泉小学校
- 岩手県盛岡白百合学園小学校
- 新潟県新潟市立大形小学校「田園」
- 愛媛県松山市立味生小学校
↓↓ 平成18年度 全国大会CD
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(オムニバス) 平成18年度こども音楽コンクール ~合奏編~ 小学校合奏編1 [CD] 価格:2,039円 |
汐澤先生の名言
↓↓ 汐澤先生の名言集といえば、こちらのサイトが面白いですよ!
ここからは、汐澤先生が私に指揮をご指導くださったときの名言です ♪
- 指揮者は練習が “本番” (予習と準備が大切)
- 機能的な練習の進め方、何が先決かを把握する
- 可能性は集中力によって引き出される
- 呼吸とは息だけではなく身体全体で
- 指揮(演奏)とは “呼吸” 即ち、楽譜に ”いぶき” を吹き込むこと
- 指揮法(振り方)を考える前に音楽をうたってみる
- 常に “創意” と “工夫” が大切(習う、慣れる、そして更に考える)
- 基本とは必要な時にいつでも使える “引き出し” のように
- 指揮は実際には殆どが応用と変化の連続
- わかり易い指揮、見やすい指揮を心がける(低すぎない基本位置)
- 演奏にプラスする指揮を(少なくともマイナスにならないように)
- 音楽をひっぱるのではなく、“音楽にのり、音楽にのせる”
- 拍の明示からフレーズの指揮へと進む(音楽のエネルギーの流れを表わす)
- メトロノームのように正確に、時にはメトロノームを “超越” することもある
- 人の心は最終的にはメトロノームで表現できない
- 楽譜に忠実に、さらに音楽には “もっと忠実” に
- 言葉も必要、しかし “ことば” を裏切らない指揮を
- 自然が大切、日常の中にある自然な動きから音楽が生まれる
- よい指揮は演奏者に対するマナー
- 演奏者と指揮者との信頼関係がよい演奏を生む
温故知新
最後に、吹奏楽の経験がある方は、涙なしに聴けないCDを貼っておきますね ♪
序曲「祝典」や、序曲「バラの謝肉祭」など、きゅううぅんとする名曲が満載。
指揮:汐澤安彦
演奏:東京吹奏楽団
↓↓ 温故知新 CD
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CD 温故知新 OSBR-28040/指揮:汐澤安彦/演奏:東京吹奏楽団 価格:2,750円 |
↓↓ 温故知新 CD2
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CD 温故知新 II/交響詩「ローマの松」〈第67回定期演奏会ライヴ〉(指揮:汐澤安彦/演奏:東京吹奏楽団) 価格:2,750円 |
聖書のみことば
いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい。これが、キリスト・イエスにあって神があなたに望んでおられることです。