天国の音楽
汐澤安彦先生は、日本を代表する指揮者の一人で、全国のオーケストラや吹奏楽を指揮。本記事では、実際のレッスン体験をもとにご紹介しています。

(ベルリン・フィルハーモニーホール)
こんにちは、にーたろーげ です♪
汐澤先生の訃報を聞いたときは、一瞬呼吸が止まりましたが、すぐに穏やかな祈りへと変わりました。地上で聴かせて頂いた音楽を、今度は天国から届けてくださるような気がしたからです。
今回は、懐かしい先生の笑顔を思い浮かべながら、17年間お世話になった器楽クラブのレッスンを振り返ってみようと思います。
小学生が汐漬けに!?

汐澤先生のご指導は、たいへん厳しいことで有名です。
オーケストラでは、たとえ大人数であっても一人一人の「自発性」が求められます。そのため、指揮者からロックオンされたら逃げられません。
汐澤先生に捕まった奏者は、OKが出るまで何度でも演奏させられます。その間、待たされている他のパートは固唾をのんで見守りながら、次は自分の番かも知れない…と覚悟を決めるのです。
これを、汐漬けと言います。
では、実際に小学生のレッスンはどうだったかというと・・・
柔らかめの汐漬けを堪能することができました。
器楽クラブは、平均10人ほどの小さな編成でした。しかし大会で使用する曲は、チャイコフスキーやドヴォルザークなどのがっつりオーケストラの曲。つまり100人で演奏する曲を、1/10人でカバーしていたわけです。
楽器編成はというと、私が小学校の音楽室にある楽器をかき集めて作ったもの。先生がどうして汐漬けをしてくださったのか、答えは明確ですね。
編曲は低音の下に低音!
器楽クラブの楽器編成は、完全なオリジナル。つまり市販の楽譜は存在しません。そこでイチかバチか、素人の私が編曲に手を出したのです。
👇器楽クラブで使用した楽器はこちら
・ソプラノアコーディオン
・アルトアコーディオン
・テナーアコーディオン
・バスアコーディオン
・鉄琴 木琴
・バスマスター
・電子オルガン
・ピアノ
はじめての編曲は、オーケストラのスコアを見ながら、各楽器を当てはめただけというなんとも質素なもの。汐澤先生はすぐさまその稚拙な編曲にロックオンしました。
👉汐語録①「子どもたちは、よく練習していますね」
レッスンが始まるや否や、生徒の楽譜にどんどん足されていく音。小学生の柔軟な頭と体はすぐに言われた通りに演奏します。たった数分でみるみるオーケストラの音に近づいていく様子は、まるで魔法を見ているみたい!
汐澤先生は17年間、一度も欠かさずレッスンに来てくださいました。回を重ねるごとに私の編曲も厚みを増し、「今年こそは合格点をもらえるかも!」と挑んでみても、やっぱり足される低音域。
👉汐語録②「ピアノは便利な楽器ですねぇ」
88鍵のピアノは、一台でオーケストラと言われるほど音域が広い楽器。先生はこの楽器を最大限に活用されました。
オリジナルの楽譜にある低音、つまりコントラバスよりも、さらに下の音域が出るのがピアノのすごいところですよね。そして先生は容赦なく、原曲の1オクターブ下をピアノに取り入れたのです。
天国スイッチ
汐澤先生のおかげで、大会では毎年良い賞を頂けました。でも子どもたちがレッスンで得たものは、賞状やトロフィーよりも「演奏する喜び」でした。
器楽クラブの活動は、他にもいろいろあります。地域のイベントに招待してもらったり、学校の展覧会で吹奏楽と共演したり。子どもたちはディズニーや流行りの曲を楽しそうに選んでいました。
その中に、必ず組み込みまれていた大会曲。汐澤先生に教えて頂いた曲は、どこで演奏しても必ず「天国スイッチ」が入るのです。聞くと思わず涙してしまう…そんな福音のような音楽を、私は生涯忘れることはないでしょう。
👇大形ジュニア器楽クラブの活動記録
https://www.facebook.com/
名言集(小学生Ver.)
最後に、器楽クラブが体験した汐澤先生の名言をあげてみます。
・右向き矢印(これは有名ですね😁)
・クレッシェンドは早めに始まるの
・小節をまたぐときが音楽
・いちとっとーにいとっとー
・休符はお休みではありません
・溜めて…からのズバあぁぁん!
・鍵盤を半分だけ押して
・フレーズの終わりは曲の終わり
・同じパートの中で役割分担
・音は上に向かっていくのです
おわりに・・・
いかがでしたか?
今回は、懐かしい汐澤安彦先生にレッスンして頂いたときのお話でした。
いつか私も天に召されたとき、もう一度汐澤先生の指揮で演奏できたらいいなぁ。きっとイエス様はニコニコしながら聴いてくださることでしょう。
最後までお付き合いくださり、ありがとうごさいました (#^^#)
聖書のみことば
~音楽の実を結ぶ~ へブル12:11
すべての訓練は、そのときは喜ばしいものではなく、かえって苦しく思われるものですが、後になると、これによって鍛えられた人々に、義という平安の実を結ばせます。
出典:新改訳2017(©新日本聖書刊行会)
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