OJ器楽クラブ
こんにちは、にーたろーげ です♪
小学生の器楽クラブコーチを担当して、かれこれ17年が経ちました。クラブといっても学校の部活動ではなく、保護者さんが運営する地域クラブです。
地域クラブとは
2003年に管理指導員配置制度が廃止され、学校職員が部活動にたずさわることができなくなりました。「子どもたちに音楽活動の場を残してあげたい」という保護者さんたちの意向により、学校外の指導者に依頼をするかたちになりました。
- 運営は、部員の保護者が担当すること
- 音楽室と楽器は、学校から借りることができる
- 部員は、基本的に活動を拠点とする小学校の生徒であること
- 練習中は、指導者のほかに監督当番の保護者が最低1名参加すること
という学校からの条件つきで、外部の指導者に依頼する形になったのです。
どんな活動?
今年で発足20年目を迎えたOJ器楽クラブですが、
- TBSこども音楽コンクール
- 県学校器楽合奏大会
- デイサービスや保育園などの訪問演奏
- 展覧会でのサロンコンサート(地域の吹奏楽団との共演)
などなど、練習の成果を審査してもらう場や、音楽を通して喜んでもらえる活動を続けてきました。中でも美空ひばりさんの「川の流れのように」は大好評で、デイサービスの利用者さんたちも一緒にうたったり、涙をながして聞いてくれます。
活動の目的は?
- 子どもたちの「自由な発想」をたいせつに育てたい
- 合奏を通して社会生活に必要な「役割・自発性・協調性」を身につけてほしい
自分が子どもだったころ、みんなと同じことをやるのがとても苦手でした。自分の頭で理解できないまま行動に移すことが、むずかしかったのです。
反対に、自分で考えて納得したものや、「これが好き!」と思ったことは、やるなと言われてもやめられませんでした。たとえば、可愛い女の子のナナメ45度の似顔絵を描くのが大好きで、授業中でも余白があれば描いてしまうのです。
余白のある紙・・・といえば、教科書やノートですね。
突然、となりの男子が「にーたろーげ が教科書に絵を描いてまーす」と大声で叫びました (;^ω^) 先生は絵だらけの教科書をとりあげ、教室のみんなに広げて見せました。「授業中にこんな悪いことをしていました。いけませんね!」と。
先生にとって、相当手のかかる生徒だったと思います(反省)
もしかして「好きなことを存分にやっていいですよ。そのかわり一生懸命やるのよ」という授業があったら・・・ とても優秀な生徒だったかも知れませんね (笑)
そんなわけで、この経験を「クラブに活かせないかな? 」と思ったのです。
器楽クラブの子どもたち
クラブ活動は、義務教育ではなく自ら「やりたい!」といって飛び込んできた子たちの集まりです。ですから「練習の目的は?合奏でのあなたの役割は?」といった質問に、自分たちで楽しそうに考え、実践して見せてくれます。
お互いを尊重してゆずり合ったりほめ合ったり、大人顔負けの社会がそこにあります。クラブの時間が終わっても、一緒に遊んでいるみたいですよ ( *´艸`)
部員主体の活動を通して、いつもすばらしい音楽が生まれています ♪♪
今後のOJ器楽クラブ
今は、保護者さんも子どもたちも本当に忙しい世の中ですね。仕事・学校行事・役員・当番・家事・etc.「 いったいどうやってこなしているんですか??」と聞きたくなってしまいます。いつも器楽クラブを支えてくださって頭があがりません!!
しかし、時代の変化と共にすべての保護者さんが適応するのは難しくなり、入部したい子どもたちがいても、だんだんと厳しくなってきました。
ちなみに、現在の部員数は4名です。
子どもたちがアコーディオンを担当し、保護者さんもピアノ・オルガン・コントラバス( にーたろーげ はクラリネット)などで演奏を手伝ってくれています。
部員のうち3名が6年生なので、来年は卒業です。それにともないOJ器楽クラブも20年の幕をとじることになりました。
さびしいですが、卒業した子どもたちが器楽クラブの思い出を胸に、元気に過ごしてくれることが、何よりの喜びです (*^▽^*)
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聖書のみことば
そのとき、イエスに手を置いて祈っていただくために、子どもたちが連れて来られた。ところが、弟子たちは彼らをしかった。しかし、イエスは言われた。「子どもたちを許してやりなさい。邪魔をしないでわたしのところに来させなさい。天の御国はこのような者たちの国なのです。」そして、手を彼らの上に置いてから、そこを去って行かれた。